生まれたばかりの赤ちゃんは別ですが、口の中には数百種類の細菌が存在します。
口の中の環境を整えたり、むし歯菌を退治してくれたりする菌もいますが、
むし歯や口臭の原因となる菌も多数存在します。
むし歯の原因菌は主にミュータンス菌と呼ばれます。ミュータンス菌は
歯の表面だけに住みつき、舌や歯肉の表面には付着できません。
ミュータンス菌は一度住みつくと除去が難しく、むし歯の再発、
他の歯の侵食に繋がってしまいます。
また、ミュータンス菌はバイオフィルムという
細菌が集まって作る巣の中で増殖していきます。
バイオフィルムは、普段の歯磨きで除去することはできません。
「歯を磨いているのにむし歯になる」というのはこのためです。
三浦歯科医院では、細菌の巣である歯垢・歯石の除去をする『PMTC』、
歯の表面につく細菌を減少させる『3DS』に取り組んでおります。
歯科医師や歯科衛生士によって、歯垢・歯石を機械で除去することを
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。
PMTCは歯を削るということはなく、薬とブラシで歯を磨いていきます。
歯の表面に付いた、歯垢・歯石・食べ物や飲み物の色素沈着・タバコのヤニを落とし、
本来の歯の白さにします。
3DSとはDental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)
の略称です。
PMTCでバイオフィルムなどを除去し、お口の中を清潔にしたあと、
患者さんの口に合わせた専用トレーを使い、
歯を薬剤に浸してミュータンス菌を除去します。
口の中の細菌を全て殺してしまうような強い洗浄剤は良い菌も殺してしまいますが、
歯だけに薬剤を使用すればミュータンス菌を減少させることができます。
また、唾液と混ざり薬剤の効果が薄まってしまうのも防ぎ、
口の中全ての菌ではなく、歯の表面に存在する菌だけ減少させます。
3DSを行うことにより、口臭の予防も期待できます。
通常のブラッシングを行っていれば、むし歯菌の増殖を抑え、
虫歯になりにくい状況が半年ほど保たれます。
※家庭では、1日1~2回トレーにフッ素含有のジェルを入れて、
5分間維持し歯の表面に作用させます。
3DS自体では、バイオフィルムの除去はできません。
ですので、事前にPMTCを行い歯石・歯垢の除去を行う必要が有ります。
3DSを行ったから必ずむし歯にならないとは限りません。
ミュータンス菌以外にもむし歯の原因になる細菌がいるためです。
効果は4~6ヶ月程です。
医院と家庭で薬剤の塗布を行っていただきます。